松尾芭蕉について本を読んでいると、俳句に興味が湧き入門書を読んでみようと思った。
俳句のセンスがない自分には、それ以前のレベルの本でないとダメだろう。
弟の持っていた「漫画 俳句入門」が本棚にあるので、それから読み始める。
その間に、夏井いつきさんなどの初心者向けの本3冊と、角川の歳時記も注文した。

これらを読み作句しようと思っていたけど、大したものはできないと考え止める。
もっと俳句のことを知りたいと思い、高浜虚子の小学生でも俳句がわかるように説明してくれる本を読むことにする。
・俳句とはどんなものか(角川ソフィア文庫)

・俳句はかく解しかく味わう(角川ソフィア文庫)

とりあえず子規と虚子の選句集を手に入れたので、作句するより読んで楽しむことにした。
藤田湘子さんの『20週俳句入門』の中で、「五音、七音、五音を軽く区切り、朗々と声を出して読め」と言っているので、真似している。
ウォーキングする大井川のマラソンコース横に、県内の宿場ごとに関わる句碑がある。
興津宿のところは、正岡子規の興津を詠んだ俳句だ。

「春風に 吹かれて君は 興津まで」
興津でいい人が待っているのか。
それとも、興津鯛やサクラエビ、シラスなどの駿河湾の幸が待っているのか。
興津や由比と聞くと、自分は薩タ峠と共に桜えびのかき揚げを思い浮かべる。
このあたりを何度かウォーキングしているからね。
そんなことを思っていたけど、おじいさんが正岡子規の直弟子だったというネット記事をみつけた。
興津から奥に入った山あいの村の小学校校長だったそうで、句会をよく催したそうだ。
正岡子規が興津にしばしば逗留したので、村から町に出むいて宿の手配や句会の切り盛りなど取り仕切ったとある。
地図を見ると、かなり奥の村で交通の便が悪かっただけに、なかなかたいへんことだっただろう。
そんなことから、正岡子規から弟子への挨拶句だったとか。
「春風に 吹かれて君は 興津まで」
軽快で、春がきた気分にさせてくれる。
今は作句するより、ウォーキングしながら子規と虚子の句を暗唱するのが楽しい。
