眠れないとき、ヒツジの数や天井の穴を数えたりした経験がある方は多いかと思います。
それで眠くなりましたか?
それらの方法が全然効果がなく役に立たない、というので別の睡眠法が考えだされました。
その睡眠法をご紹介します。
シャッフル睡眠法は関連性のない単語を思い浮かべる
カナダの認知科学者リュック・ボードウィン博士が考案したのがシャッフル睡眠法です。「連想式睡眠法」とも呼ばれます。
まず簡単な単語をランダムに1つ思い浮かべます。思い浮かべた言葉の頭文字にかかわる単語をどんどん出していきます。
思い浮かべ単語が「cake」だとしたら、
(例) cheese、collage、comedian、comet・・・
「c」で始まる単語を思い浮かべるのに行き詰まったら、次は「a」以降の単語に移ります。
「c」→「a」
行き詰まったら今度は「k」、次に「e」となります。
「c」→「a」→「k」→「e」
最後まで行っても眠れないなら別の単語を選んで続けます。イメージできないなら、しりとりのような言葉遊びだと思ってください。
ポイントは、関連性のない単語を思い浮かべていくことです。脈略のない言葉のイメージが眠りを誘うという脳の習性を利用した睡眠法であるからです。
考案者がカナダなので英語ですが、我々は日本語で行います。
行うとき、自分にストレスのかかる仕事などにまつわる「会社」や「電話」、「会議」といった単語は避けてくださいね。
カウントダウン睡眠法は脳の論理的活動をシャットアウト
アメリカの催眠療法士フィリップ・マンデル氏が考案した方法です。
シャッフル睡眠法のように、単純な思考で脳の論理的活動をシャットアウトさせ眠りに誘います。布団の中で100から数え始めるというものだから、シャッフル睡眠法に比べ単純です。
3秒おきくらいの速度で100、99、98、97…と数を頭の中でカウントダウンしていきます。
途中で数を忘れたら元にもどり、100から始めます。
眠れないで1まで行ったなら、100に戻り再スタートです。
まるいち法は寝ながら両手で文字を書いて眠りを誘う
寝た姿勢で①、②、③と書く睡眠法です。
楽な姿勢で布団に横になり、両手を好きなところに置きます。
両手で順番に「①(いち、まる)→②(に、まる)→③(さん、まる)」とゆっくりと数を書いていきます。
両手で文字を書くと他のことを考える余裕がなくなり眠気が起こります。
ワクワク妄想睡眠法はドキドキして眠くなる
なんでもいいのですが、ドキドキすることを妄想してください。
例えば、好きな人や俳優さんのことを思い出してみます。幸せな気分になることを想像するだけで、脳内ホルモンに変化が起こります。
ドキドキする相手がいないから、人でなくても動物でも物でもいいのです。妄想した結果、自然と落ち着きを取り戻して眠ることができますよ。
アリス式睡眠法はTwitterで話題!
Twitter(ツイッター)で話題となったアリス式睡眠法です。
- まず、布団の上であぐらをかく。これから身体を一切動かさない。
- 目を閉じ、眠っているときのようにゆっくりと呼吸する。
- ボーッとして何も考えない。でも勝手に妄想や映像が浮かんでくるので、意識しないでなるがままにする。
- 「いま寝てた?」っていう感じに、ふとなったらゆっくりと布団に入る。
そのまま寝入ったら最高!まだ眠れなかったら、布団の中で同じ動作を繰り返します。
まとめ
不眠症になり、いろいろな睡眠法を試したことがあります。
本人の性格や眠れない原因は人それぞれなので、ひとつの方法だけですべての人の悩みが解決できないと思います。
この睡眠法の中で使えるものがあるかどうか、一度試してみてください。
言葉を考えたり動作をするのは面倒なので、個人的には「アリス式睡眠法」が一番合います。
上手くいくと短時間で安眠できるかもしれませんよ。